ドライアイス洗浄 Q&A

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ドライアイス洗浄に関する、よくある質問を集めました。

今までになかった洗浄方法ですか?
25年程前からヨーロッパで使用され、10年以上前から日本でも使われています。
サンド(砂)や水ではなく、なぜドライアイスなんですか?
サンドブラストは研磨力が強い為、母材をキズつける事もあります。また、ブラスト材の処理に手間と費用がかかります。
水では落とせない油、塗料、ワニス等が落とせる事や、水や洗剤や溶剤を使えないものを洗うのに、ブラスト材の残らないドライアイスが使用されています。
また、ブラスト処理が不要な為、設備から脱着出来ないような物(例えば金型)でも比較的手軽に洗浄ができます。
洗浄のメカニズムも熱収縮、個体から気体に昇華する際の体積膨張を利用している為、脱脂洗浄も可能にしています。
ドライアイスペレットは洗浄時、どれくらい必要ですか?
除去する対象物の状態や、洗浄機の種類も数種類あるため機種により異なりますが、目安としては平均30kg/hrくらいになります。
ドライアイスペレットのコストはどのくらいですか?
全国平均で送料を含み、200円/kgくらいになります。(時価相場による)
ドライアイス洗浄での洗浄効果は?
人の手では清掃しにくい細かい部品の所や奥まった所などに洗浄効果がでます。
薬品を使用しない為、洗浄対象物に薬品が残る心配がありません。
素手ではできませんか?(保全)
ドライアイスで低温火傷をする為、革手袋等のドライアイスが中にはいってこない保護具が必要です。
音はどれくらい出ますか?(保全)
機材から出る音としては約80db〜95db程度です。
エアーはどのくらいの能力が必要ですか?
弊社の所有する専用高圧コンプレッサーでは、0.4mpa〜1.4mpaまでの能力が可能です、また、工場エアーを使用する場合でも同程度の能力が必要です。
ドライアイスが気化して無くなるのに、なぜ養生が必要なのですか?
剥がした汚れが周辺に飛散しないように養生が必要になります。
ドライアイス洗浄で落とせない汚れはありますか?
エポキシ系染料、メッキ、母材自体が変色した物はとれません。
横幅1mm・縦5cm・深さ5mm程度の狭い空間の汚れはとれますか?
ドライアイスはペレット洗浄(ドライアイスをそのまま使う洗浄)とパウダー洗浄(ドライアイスを細かく砕きながら噴射する洗浄)があります。なので、パウダー洗浄で小さな空間や狭い空間の汚れもとれます。(ペレットやパウダーが直接当てられない所は洗浄出来ません)
二酸化炭素の中毒にはなりませんか?(多数)
密閉空間もしくは地下ピットでの作業ですと可能性はあります。その場合は送風か換気扇の設置、または酸素マスクをして行います。
結露により製品がダメになりませんか?(電子部品製造)
結露でダメになってしまう製品への使用はお勧めできません。
ドライアイスは環境に悪くないのですか?
ドライアイス洗浄技術は環境技術でもあります。
ドライアイスの原料となる液化炭酸ガスは、温室効果ガスである二酸化炭素を反応副産物として大量に排出しているプラント(石油精製・アンモニア製造など)から回収・精製された物をリユースしています。
国立環境研究所様からは私たちのドライアイス洗浄が製造工程での廃棄物・副産物の減量に効果があるとして、優先度の高い環境対策の「リデュース技術」としてご評価いただきました。
このように大気放出される炭酸ガスの一部を回収して販売されているものを利用しているのですから排出量を増加させているものではありません。例え、ドライアイスの製造を中止しても地球規模全体の排出量は増減しないということです。